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過去のIRCホームページ(2016年度まで)


部門長 屋良朝彦
副部門長 宮越幸代 座馬耕一郎
メンバー 秋山剛 井村俊義 喬 炎 中畑千夏子 藤原聡子 高橋百合子 渡辺みどり
安田貴恵子 御子柴裕子 柄澤邦江 島袋梢 近藤恵子 田中真木 田村かおり
村井ふみ 下村聡子

1 経緯

長野県看護大学は、開学以来教育目標のひとつとして、国際的な視野を持って教育研究活動し国内外の看護学の発展に寄与できる人材育成を掲げてきた。そうした背景から、IRC(International Research Center in Cross-Cultural Nursing)は、平成14年(2002年)3月、本学の多文化、国際看護と健康に関する教育研究を支援する拠点として設立された。同年12月には、看護実践国際研究センターの設立を機に「異文化看護国際研究部門」に、平成28年からは災害看護を活動に加えて「国際看護・災害看護活動研究部門(International Research Center in Cross-Cultural and Disaster Nursing)」に組織替え・名称変更を行い、活動内容の拡充を図ってきた。今後、災害看護関係の新たなプロジェクトの立ち上げも検討している。

2 所掌事項

  1. 実践活動:JICA駒ヶ根青年海外協力隊訓練所等その他の学外機関と連携して、異文化に着眼した看護活動を発展させる。
  2. 研究活動:看護における異文化間の多様性と災害の多面的・複合的影響を明らかにするとともに、看護の本質としての文化を超えた普遍性を共有するための研究を行って、世界に発信し、看護の学問的体系の発展に寄与する。
  3. 関係維持:交流を通じて海外の教育・研究機関や研究者との協力関係を築き、深める。
  4. 人材育成:交流を通じて教員・学生が研究者・実践者としての素養を身に付け、向上するための機会やつながりを提供する。

3 平成28年度の活動実績

28年度は、「国際看護・災害看護活動研究部門」に名称変更した初年度であり、「Challenge to Change」のスローガンを掲げて積極的に広報活動等を展開したことから、以下に示すように、これまで以上に多くの海外からの視察団が来訪した。

28年度の本学来訪リスト

(1)JICA草の根技術協力事業「安全・安心な出産のための母子保健改善事業
(ネパールポカラ一行)本学研修(平成28年9月6日(火)9:30~17:30)
歓迎会(ランチ)

(2)朝陽科技大学一行 長野県と駒ケ根市主催の台湾台中市との交流の一環
本学訪問(平成28年7月14日(木)15:30~17:30)
遠隔ケアシステム「サラス」視聴と長寿県長野の保健医療福祉について聴講

(3)デュースブルク=エッセン大学(Universitat Duisburg-Essen)
東アジア研究所一行
本学訪問(平成28年10月6日(木)14:00~17:30)
遠隔ケアシステム「サラス」視聴と長寿県長野の保健医療福祉について聴講

(4)揚州大学医学部看護学院一行
本学訪問(平成28年8月23日(火)、24日(水))
在宅ケア/老健施設訪問等視察、歓迎会(ランチ)

ネパールポカラ

朝陽科技大学

デュースブルク=エッセン大学

揚州大学

また、
  1. USF/SMU学術交流プロジェクト
  2. サモア国立大学学術交流プロジェクト
  3. 中国医大/揚州大学学術交流プロジェクト
  4. 外国籍市民の健康支援プロジェクト
  5. カンボジア等(東南アジア地域)交流プロジェクトの5つのプロジェクト
を立ち上げて活動を展開した。

4 今後の課題

本学の所在地である駒ケ根市には「JICA駒ケ根訓練所」があることから、JICAの「草の根技術協力事業」に応募するなど、駒ケ根訓練所とより緊密な連携構築を推進する予定である。

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