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矢嶋恵理講師による急変予兆のワークショップが開催されました


2025年1月24日(金)と2025年3月7日(金)の2日間にわたり、矢嶋恵理講師(信州大学医学部附属病院 クリティカルケアB課程認定看護師)による「急変予兆を学ぼう!~ラピッドレスポンスチームの視点から、五感を使ったアセスメント力をつける~」のワークショップを開催しました。

初日は、急変のサインを見落とさないための迅速評価、急変に結び付く危険な兆候であるキラーシンプトム、一次評価の基本としてのバイタルサインとABCDE(気道、呼吸、循環、中枢神経、脱衣と体温管理)アプローチ、心停止予兆である呼吸数の変化について理解を深めました。さらに、看護師人生で一度は経験するであろう敗血症の早期発見について知識を確認した後、事例を用いて患者を看る視点、呼吸・循環の安定化を目指した一次評価と二次評価、その評価結果の報告について、理解をさらに深めました。

2日目は、参加者の事例をもとに、患者評価、初期対応と二次評価、アセスメントの統合、ISBARC(報告者と患者の同定、状況、背景、アセスメント、提案と要請、口頭確認)についてグループディスカッションを行いました。その後、課題抽出とアクションプランについて、グループメンバーの所属施設の取り組みを共有しながら、自施設で実践可能なものは何か、即時効果がありそうなプランについて、検討しました。

事例検討を行うなど、アセスメントや行動を振り返ることで自身の評価の思考を整理し、さらに、急変予兆の気づきの感度を挙げ、ABCDE評価の定着化を図ることや、職場の仕組みや風土を変えるにはジェネラリストとしてどのようにアクションを起こすのかについて、矢嶋講師と参加者全員でディスカッションを行いました。
2024年度ジェネラリスト看護師の看護実践能力向上ワークショップでは、事例を4つの視点で分析し、自身の看護について検討し、課題とアクションプランを抽出することが出来ました。次年度のご参加も心よりお待ちしております。

長野県看護大学 看護実践国際研究センター 専門能力開発支援部門
渋谷美香、井本英津子
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