4月5日(金)  
  8時起床。コーヒーを飲むために朝食を摂り、9時30分に看護学部へ。コンピュータルームで昨日の続き。6人が受講。一応全員がコーディングからセルへの入力、計算式の入力までをできるようになった。また、SUM関数の使用法も押さえた。複雑な操作があるとミスも多くなるのでなるべく楽して入力、がコンセプトである。あとは、実際の調査票に即してコーディングルールを作り、入力をするだけ。Esetaが「食っているものの自由記述はどうコーディングすべきか?」という鋭い質問をとばした。どういうふうにしたらいいと思う?と尋ねると、「たとえば食品分類ごとに、たんぱく質、炭水化物、ビタミンみたいに分類してコーディングしたらどうか」という答えが返ってきた。これは主任研究者の好みもあるので何とも言えないが、まあ、それはプリテストの回答をざっと見て考えようと言った。
11時30分終了。ピザを頼んだので昼飯を一緒にどうぞといわれ、ランチミーティングに参加することにする。
ちょっと一服しようかと思い外に行く。看護学部の男子学生のTupuに会う。煙草を吸うならこっちがいいよと裏手を案内される。サモアには2種類しか煙草がなくひとつはRothmansでもうひとつはCONSULATEであること、看護学部には20人男子学生がいることなどを話していた。
Faculty RoomでLunch Meeting。Faculty roomにはLunch用のキッチンやテーブルがある。ピザもでかかったがEsetaの切ったアボカドもでかかった。得てして、南国のでかいものは大味になるイメージがあるが、このアボカドは日本で食べられるものと味は同じである。ただでかいだけだった。
14時にNUS本校に行き、Fulisiaと会談。NUSホームページの件と日本の看護に関するレクチャーの件を話す。どちらも快諾。つぎに、サモアの看護教育制度について聞く。シラバスのコピーをゲット。
15時にAdministration Officeでインターネット。
16時帰還。
18時30分に原邸に。サモア中の日本人(これは言い過ぎか)が集まりバーベキュー。全部で30人くらいであり、こんなに日本人がいたのか、という感じである。自己紹介の時にいつものように自分の大学の説明を、長野県の駒ヶ根市「という」ところにある、と言ったが、みんな「ああ、駒ケ根ね」とうなづいている。考えてみたらJICA関連の人たちばかりなので駒ケ根という地名はみな承知していたというわけである。とっさに、いや、長野県民でも駒ケ根市のことを知らない人がいるので、とことばを補った。原氏曰く、駒ケ根市といえば協力隊、養命酒、看護大学ですからね、と。サモアの日本人のほとんどが駒ヶ根市に明るいというのもなかなかシュールなものがあった。
コンピュータ設置の時にお世話になったJICAの南雲さんに会う。それでね、結局今回入れたパソコン、故障したcompaqの代わりに学部長が使ってるんですよ。という話をすると、それはプロジェクト上まずいんじゃないの?という話になり、正義感あふれる南雲さんは、代替案を示すかコントラクトを盾に取るか、いずれにしろ看護学部に持っていかなければならない、と主張。私は看護学部へのラインが開通すれば学部に持っていくいい理由になるんだけどね、と答え、月曜日に看護学部のコンピュータラボの構成を調べ上げ、その上で対策を南雲さんに相談することにした。あと一週間でインターネットにつながる看護学部の教員用のコンピュータを設置する。あたしは決心しました。
3時30分就寝 
 
 

 
 

Last Updated: Fri, 2002-04-26 11:13 am
Jukai Maeda (Nagano College of Nursing)