4月8日(月) | ||
8時起床。雨。8時30分に看護学部へ。Computing
Roomをチェック。16ポートのハブがあり、8つが天井から、8つがコンピュータへのケーブルである。とは言え、コンピュータは6台しかないので2本浮いていたが。とりあえずコンピュータのネットワークのセッティングを見る。OSはWindows
NT English Version。ネットワークコントロールパネルは一般ユーザのログインでは見ることができない。また、Admin権限のIDおよびパスワードは看護学部には知らされていない。今日はハードなヒアリング日だった。 Sisilia(看護学部Computing Roomの管理人)へのヒアリング ここのネットワークの担当者は誰か?という問いに対して、Health DepartmentのElisapeta Pasa(HRPIRD=Human Resources Planning and Information Research Development)が担当者だと告げられる。彼女がアポをとってくれて、道を隔てて向かい側のHealth Departmentに行く。 Beta (Elisapeta Pasa)へのヒアリング オフィスにはサーバがある。全般的なネットワークの話とFaculty Roomのラインをオープンするための交渉を行なう。現在のところ看護学部のコンピュータはすべてHealth Departmentのサーバ下に置かれており、看護学部とHealth DepartmentとはCategory5ケーブルでつながれている(ほんとか?)。コンピュータをFaculty Roomに置いたらネットワークにつなぐことは可能かと尋ねたところ、HUBに空きがあって、10/100BaseTのネットワークカードがささっていればOKという返事をもらう。 ふたたびSisiliaとそこらにいた看護学部教員、特にIokapetaへのヒアリング この交渉の結果を伝えると、Health Departmentのネットワークにはつなぎたくないとのこと。NUSとの接続においてセキュリティ上の問題があるのがその理由ということであった。そこで、CSL(Communication Service Limited)という日本で言うところのNTTがIT-Linkという電話回線(多分日本で言うところの専用線。NCNで使用しているものと同じようなものと理解)を敷設し、NUSと直接接続したいということであった。しかしながら、CSLはほかにも多くの敷設事案をかかえており、いつ開通するかのめどが立たないため、にっちもさっちも行かないとのこと。それでは、Faculty Roomにあるケーブルは何なんだ、と尋ねると、あれはHealth Departmentのもので、CSLのものではない、との返事。ということは、ラインをオープンするという問題ではなく、電話線をこれから引くという話なのであった。 10時30分にTea time。ここでAdministration of Nursing (Health Department)のLinaとSusanaとはじめて会見する。そこで、先週の金曜日にわれわれの初日の様子がTVで放映されたというショッキングなニュースを聞く。Susanaは看護婦の人数等の統計を持っているという話なのであとでいただく約束をする。 11時にSchool of NursingからNUS Main Campusへ まず、Resourses DivisionのTupoに会う。そのTVの録画をもらいに来たといったら今日TV局に依頼したので明日来てくれということであった。 Ioritanaへのヒアリング E-mailアドレスは、登録を行なう部門に伝えたとのこと。結果は12日にはわかるだろう、と。土曜日には日本に帰らなければならない、と言うと、それならまだたっぷり時間があるね、と。看護学部と本校とを電話回線で結ぶときの責任者はあなたと聞いたが、と問うと、それは責任者が別にいる、と別の部門に連れていかれた。 Dennisへのヒアリング 連れていかれた部門はICTという部門である。そこでDennisという鈴鹿のNTT研修所での研修経験のある担当者に会う。いきなり、ハジメマシテ、ワタシハデニスデス、ときたもんだ。しばし会談し、もし、電話回線が開通しているなら10分でサーバの設定が可能であるが、回線がなければどうしようもない、とのこと。また、NUSからすでにCSLに申請書が出ていることが必須条件であると付け加えた。そこまで確認していなかったが、先週のFulisiaの言動から考えて出ていないことはなかろうと思い、出ているはず、と答える。DennisはかつてCSLに勤務していた経験があり、そのつてでできる範囲でプッシュしようと、その場で電話を入れてくれた。相手はあいにく留守であったが、メッセージを残していた。ちなみにICTは何の略だ、と尋ねたところ、わからん、多分Information and Communication TechnologyいわゆるITと同じだろうと答えた。 原専門家へのヒアリング 次に訪ねたのは原専門家のオフィスである。この私のアクティビティが無駄に時間を使う行為でないかどうかを判断してもらうために、いままでのいきさつを話した。答は、実際にやってみないとわからないということであった。それならやる意味があると思った私は、原専門家にもプッシュをリクエスト。彼は快く学長に話してみると言ってくれた。また、教員たちがNUSへの直接のラインを望んでいる理由に明快な回答を与えてくれた。私の理解を短くまとめると、あの看護学部が現在、宙に浮いているような状態であるということである。かつてHealth Departmentのブランチであったあの建物は、いまやNUSの看護学部として、NUSとしてはNUSのひとつの学部として認識しているが、その一方でHealth Departmentも自分の配下と考えている。つまり、看護学部としては、真の意味でのNUSの一部門となるために、Health Departmentから脱却するためのブレイクスルーが必要なのだ。だから、ここで安易にHealth Departmentのラインを用いてインターネット接続をするということは、せっかくNUSに行きかけている流れを逆行させる行為にほかならないわけだ。 Fulisiaへのヒアリング 午前中会議で席を外していたFulisiaと会談。いままでのいきさつを話し、CSLに再度プッシュしてもらうよう依頼する。プッシュしているが、こればかりはどうにもならない、ということ。しかし、政治的にプッシュできる数少ない一人じゃあないですか、と食い下がった。 1時20分、看護学部へ。 南雲氏(JICA)へのヒアリング Faculty Roomにぶら下がっているラインはHealth Departmentにつながるケーブルであって、電話回線を新たに引こうとしていること。その業者はCSLであること。ここの教員はNUSのネットワークにつなぐことを望んでおり、Health Departmentへの接続は望んでいないこと。新しいマシンは看護学部でスタンドアローン使用するか、多少不便でもFulisiaのオフィスでNUSのネットワーク接続できる環境で使うかの厳しい選択を迫られていること、などを話した。 さて、調査票の英語化が終わり、しばしディスカッションに入る。コーディングはいつやるんだという意見が聞かれたが、どのコンピュータで作業するかが決まらない現時点では調査票の検討と前後しても差し支えないと判断し、まずは調査票の検討をしようと提案。 15時再びNUSへ。 NUSのFulisiaのオフィスでメールチェックを行なう。昼に調子の悪かったネットワークはこの時間でも回復せず。Fulisia曰く、サーバがダウンしたらしい。 16時帰還。近くの小売店で買い物。18時ホテルのレストランで夕食。20時30分から3時間、調査票の見直しについて検討。 3時就寝。 |
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Last Updated:
Fri, 2002-04-26 11:13 am
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